スリにあった。

バルセロナ旅行中にスリにあってしまった。

■犯行
駅の切符売り場で、スペイン語が話せなくて、英語が通じる相手を探している風な二人組。
一人は観光者風。もう一人はなぜかランニング中の格好をしている。
切符の買い方について聞いてきたので、親切に対応。
僕自身も切符を買って、財布をリュックのポケットにしまう。
改札をくぐろうとした瞬間、片方の男に再度呼び止められる。
その時はもう片方の男は視界の外。この時にすられたっぽい。
ただ、実際に目視で確認できていない。

■認知
改札をくぐって、財布がないことに気づく。
急いで現場に戻ると、まだ二人がいたので、強めのトーンで問い詰める。
ボディチェックまでしたが、どうもみつからない。
(おそらく第3の男に既に渡していた模様)
府に落ちず、警察への同行を依頼すると、逃走。

■逃亡
ランニング姿の男が先に走って逃げて行く。どうやら二手に別れる作戦。
確証はないが、あきらかに怪しいので、大声で HELP ME。
300mくらい叫びながら走ったところで、勇敢なあんちゃんが
一緒について来てくれて警察に電話してくれた。

■聴取
ランニング姿の男は取り逃がしたが、観光者風の男は捕獲。
警察がやってきて、身元確認逃亡、聴取を行い、もう一人の男の行方を調べる。
どうやら携帯をもっていないと主張しており、呼べないので、ひとまずホテル名を聞く。
相変わらず男は無罪を主張。

■発覚
聞き出したホテルに警察が乗り込んだところ、ランニング男がいたとのこと。(なんてマヌケな。。)
そこで、調べると財布が見つかり、立件するに値する証拠となる。
しかし、その財布は私のものではなく、別の被害者のものだったらしい。

■制度
この場合、ランニング男は罰せられるが、ホテルにいなかった観光者風な男は罰せられないらしい。
そして、400ユーロ以下では、厳重注意くらいで済むとか?(つたない英語なので怪しいが)
依然として私の財布は見つからないので、警察から二つの選択肢を迫られる。

A 法廷に立つ
B 忘れる

法廷に持ち込む場合、当然数日で終わらず1年かかることも。その度スペインに来る必要がある。
その方が結果的に高くつくので、今回は忘れることに。

被害総額は小さくないが、生きていけないほどでもないので、忘れてもいい。
が、あの男が罰せられないことがどうしても腑に落ちず、悔しい。

■結論
・とりあえず無傷
海外旅行保険も入ってた(現金は保証対象外)
・自分の財布は見つからなかったけど、スリの一人が警察につかまった
ってことで、ネタができた分プラスってことにしとく。

■教訓
・財布はチャック式のポケットには入れない
・言語で困ってる2人組には気をつける
・人通りの多いところに持ち込んで移動して大声で助けを仰ぐのは正解
(一概にはいえないが)


むかつくことに、犯人は牢屋にはいるわけじゃないので、逆襲に合わないように
気をつけながら旅を続けます。

あー、お腹すいた。